カウンセリング・教育相談の方法

2人の専門家という考え方

 そらとぶアヒルでは、「子どもの専門家」である保護者様と「心理の専門家である」臨床心理士が、一緒により良い方法を探すという 考え方の元にカウンセリング・教育相談を進めていきます。

ニーズに合わせた相談

 私は、これまで子どもの面接、保護者様面接、家族面接など相談者の方のご希望や状態に合わせて面接を進めてきました。MIのアプローチを中心として、相談者の方の神経系の状態を見ながらすすめるSomatic Experiencing・行動分析・家族療法の視点を用いながらの面談ができます。

相談の事例

準備中

動機付け面接(MI)

 動機付け面接(Motivational Interviewing 以下MI)とは、心理学博士であるアメリカのウィリアム・R・ミラーとイギリスのステファン・ロルニックが開発したカウンセリング・アプローチです。MIの精神として、(1)共働(2)受容、(3)思いやり、(4)換気があります。以下に詳しく説明します。

 (1)共働:相談者と協力して問題改善にあたる

 (2)受容:相談者の方の気持ち・価値観を大切にして、

       正確な共感に努める

 (3)思いやり:何よりも相談者の方の福祉に努める

 (4)換気:語るよりも聴く、教え込むよりも引き出す

 

 これら4つの態度を大切にして、カウンセリングを進めていきます。その上でMIでは、相談者の方の準備の段階に合わせて(心配なことに取り組んでみよう、という挑戦の気持ちの程度)具体的な方法を一緒に考えていきます。