動機付け面接(Motivational Interviewing 以下MI)とは、心理学博士であるアメリカのウィリアム・R・ミラーとイギリスのステファン・ロルニックが開発したカウンセリング・アプローチです。MIの精神として、(1)共働(2)受容、(3)思いやり、(4)換気があります。以下に詳しく説明します。
(1)共働:相談者と協力して問題改善にあたる
(2)受容:相談者の方の気持ち・価値観を大切にして、
正確な共感に努める
(3)思いやり:何よりも相談者の方の福祉に努める
(4)換気:語るよりも聴く、教え込むよりも引き出す
これら4つの態度を大切にして、カウンセリングを進めていきます。その上でMIでは、相談者の方の準備の段階に合わせて(心配なことに取り組んでみよう、という挑戦の気持ちの程度)具体的な方法を一緒に考えていきます。